CHEF’S VOICE Vol’015
千葉麻里絵さん GEM by moto

GEM by moto 千葉麻里絵さん

GEM by moto 千葉麻里絵さん
理論的で、感性も豊か。専門的な知識で日本酒と真正面から向き合い、全国のつくり手の“現場”にも通うほか、パティシエやシェフ、各界のクリエイターとも親交が厚く、異業種とのコラボレーションにも積極的。−5℃の冷蔵庫で徹底した管理のもと、“意外で美味しい発見”を《日本酒×食》に忍ばせてくる「GEM by moto」の千葉麻里絵さんにインタビューさせていただきました。

―チーズにまつわる特別な思い出やエピソードはありますか。

子供の頃からチーズが好きでした。母は手づくりが好きで、ピザも三姉妹で生地から手づくり。実家(岩手)で作っていた、不揃いだけれど美味しい野菜をのせて焼いたりしていました。大人になってからは、モッツァレラが好きで、カプレーゼは特に好き。ゴルゴンゾーラやハード系のチーズも好きで、日本酒の仕事についてからは、チーズという食材にさらに面白さを感じるようになりました。たとえば、苦手な味わいの日本酒があっても、チーズを上手に使うことで美味しくなるということがあるんですよ。

―なぜCHEESE STANDのチーズを使ってくださっているのですか。

きっかけは、ブッラータでした。昔、ある店で初めてブッラータを食べたときに「世の中にこんなに美味しいチーズがあるなんて」と衝撃を受けたのですが、イタリアからの輸入もので、とても高価。自分の店で使うのはとても無理でした。でも調べていたら、日本で、しかも同じ渋谷区で、ブッラータを作っている人がいることを知り…というのが最初の出会いでした。味や価格はもちろん、つくり手の顔が見えるというのも大事なポイント。美味しさとともに、ストーリーがあり、価値がある。日本酒の酒蔵と同じです。

―チーズを使った料理をご紹介ください。

日本酒とのペアリングで、チーズはとてもいい“つなぎ役”をしてくれます。この料理は「カチョカヴァッロとあんぽ柿の湯葉包み揚げ」。カットしたカチョカヴァッロとあんぽ柿をそのまま湯葉で包み、揚げ出し豆腐のように仕立てています。熟成系の燗酒と合いますので、冬にぴったり。あんぽ柿の豊かな甘味、カチョカヴァッロが持つ乳の風味とうま味、そして、出汁のしっかりした味わい。そこに、熟成酒の丸みのある酸やうま味がプラスされ、口の中で次々に美味しさが生まれる…そんな楽しさがあると思います。

―チーズを使った料理と日本酒の合わせ方のコツなどを教えてください。

しぼりたてのフレッシュな日本酒ではなく、個性的な風味のあるお酒、お燗にして少しオイリーなニュアンスを出したり、古酒や貴醸酒などの熟成感のあるものがおすすめです。フレッシュチーズにオリーブオイルをかけるのと同じで、うま味やボリュームを足してあげる、そんなイメージで考えるといいと思います。風味の強いチーズでも基本は同じ。うちの定番メニューに「ブルーチーズハムカツ」という料理がありますが、おすすめとして微発泡のどぶろくをお出ししています。ソース感覚で捉えて、自分の好みや経験に合わせるといろいろと楽しめると思います。

千葉 麻里絵さん
『日本酒と人は宝物』をコンセプトに掲げる、恵比寿「GEM by moto」の店長。 岩手県盛岡市出身。大学で化学を学び、3年間の会社勤務を経て、新宿の「日本酒スタンド酛(もと)」にオープニングスタッフとして入社。その後、利酒師の資格を取得し、これまでにない化学的な理論で日本酒を突き詰め、2015年現店をオープン。蔵元との交流を礎に、日本酒の魅力を広く伝えていくコラボレーションも多数行っている。
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  1. CHEESE STAND4種セット 3,400円(税込)
  2. 東京ブッラータ 1,080円(税込)
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